猫のフィラリア症について
猫もフィラリアに感染します
フィラリアって犬が感染する病気じゃないの？と思ってるあなた。犬と同じように猫もフィラリアに感染します。
フィラリアは犬の病気と考えられていますが、実際には猫もフィラリア（犬糸状虫）の被害を受けます。
犬と同様にフィラリアの幼虫を吸血した蚊に刺されることによって、猫ちゃんの体内に侵入します。
成長した成虫は肺と心臓の血管に寄生しフィラリア症を発症するのです。
猫は犬よりもフィラリア寄生虫の数が少なく、多くの場合で症状が少ないことが多く、検査による診断が難しいため発見が困難な病気と言えます。
怖いことに、猫ちゃんに症状が現れたときにはすでに時遅し。体は危険な状態で命が脅かされています。
最近の調査報告ではフィラリアにかかっている猫は以外と多いということがわかってきました。
室内だけで生活している猫でも感染していることがわかっています。
環境中に蚊がいるところで生活している猫は、フィラリア症のリスクがあると考えた方が賢明です。
猫のフィラリア症はどんな症状？
前述したように猫のフィラリア症は、はっきりとした症状が出ないことが多く注意が必要です。
犬と違い、猫のフィラリア症は「肺の病気」と言われているのです。
苦しそうな呼吸、咳、食事とは関連がみられない吐き気、体重減少、食欲不振が比較的多くみられますが、症状はさまざまで、一見健康な猫でも肺や心臓へのダメージが大きく突然ショック状態に陥り死亡することもある猫がかかると怖い病気なのです。
「何かうちのネコちゃん、いつもと違う？」とちょっとでも感じたら、すぐにかかりつけの動物病院に相談しましょう。
感染のメカニズム
感染のメカニズムは、基本的にはワンちゃんがフィラリア症に掛かる経路と全く一緒です。
ワンちゃんは蚊に刺されてフィラリアに感染します。蚊が、フィラリア症に感染した犬から血を吸ってフィラリアの幼虫を運んできます。
その蚊が感染していない他の犬の血を吸うことでフィラリアに感染してしまうのです。
同様にその蚊が猫を吸血する際に、発育した幼虫が猫ちゃんの体内に入り込むことによって、皮膚から血管に入り、肺や心臓へ移動します。
多くの幼虫は未成熟のまま死滅しますが、いくつかは肺にダメージを与え呼吸器系の症状が現れるようになります。
７～８か月後には成熟した少数の成虫が心臓や肺の血管に寄生。わずかな成虫でも猫ちゃんへの負担は大きく、やがて死に至ることもあるのです。
猫のフィラリア治療について
大切な猫ちゃんがフィラリア症になってしまったら・・？
残念ながら、現在良い治療法は確立されていないのが現実です。
心臓に寄生した成虫を取り出す外科的手術が実施されることもあります。
ただし、フィラリアの虫が消失しても肺の症状は残り薬を続けなければならないのです。
大切な猫ちゃんを守るためには
それでは大切はウチの猫ちゃんを守るためにはどうしたらいいのでしょうか？
それは「予防」が一番です。言い換えれば猫をフィラリア症から守るためには「予防」しかないのです。
予防をしっかり行っていれば100％フィラリア症から猫ちゃんを守ることができます。
猫ちゃん専用のフィラリア症予防薬を毎月１度投薬してあげることで、大切な猫ちゃんを守ることが可能になるのです。
フィラリアを媒介する蚊がどこで猫ちゃんを狙っているかわかりません。
外出や外飼いしている猫ちゃんはもちろんのこと室内飼いの猫ちゃんも蚊の対策だけでなく、フィラリア症予防薬で守ってあげることが最善の方法なのです。
予防に関してはかかりつけの獣医さんの指示に従い、必要な期間や適切な投薬量を守って続けることが大切です。
ウチの猫ちゃんは完全室内外で一切外に出さないし、高層マンションに住んでるからフィラリアには感染しない、と考えている飼い主さん！
思わぬ落とし穴に落ちることがありますよ。蚊は上昇気流に乗って、１０～１５階くらいまでなら窓から侵入する可能性もあります。
また人と一緒にエレベーターに乗って上層階まで上がっていき、侵入するケースも報告されています。
大切な猫ちゃんを守るために、完全室内飼いでもフィラリアに感染する可能性を考えれば「予防」は必要不可欠なのだとペットくすりマスターは考えます。
猫ちゃんのフィラリア症予防と同時にノミマダニ・おなかの虫の駆除も大切です
猫ちゃんの飼い主さんはフィラリア症予防よりもノミ・マダニそしておなかの虫対策の方を重要視する傾向があります。
フィラリア症だけでなく、同時にノミ・マダニそしておなかの虫対策もとても大事なことなので一緒に考慮することが大切です。
これらの対策を怠ると重篤な疾患を引き起こすこともありますし、私たち飼い主にも疾患を引き起こす影響があります。
ノミは１年中みられる昆虫ですが、特に梅雨の時期は活発に活動を行います。幼虫はカーペットやソファ、部屋の四隅など湿気が高く暗い場所を好み、食べこぼしやノミ成虫の糞などの有機物をエサにして脱皮を繰り返しサナギになります。
ノミの発育には温度と湿度が強く関与し、それらの条件によってライフサイクルの期間は2週間～約1年と大きく変化します。
ノミの駆除には念入りに掃除機をかけたり、ペットの寝床やソファーなどを清潔に保つように心がけましょう。
ノミの直接的病害として、吸血による貧血、唾液の注入による掻痒、生理活性物質によるアレルギーなどがあります。
間接的は病害としては、瓜実条虫やバルトネラ菌の媒介などがあり、ヒトにも被害が及ぶことがあります。
こういった病害を避けるためにも定期的にノミ駆除薬を投与し猫ちゃんをノミの寄生から守ってあげることが大切です。
マダニは猫にも寄生します。マダニは一度吸血を始めると皮膚から取り除くのはとても困難です。
猫はマダニに咬みつかれても痛みがなく、血を吸われていることに気がつきません。
そしてマダニは多くの病原体を媒介します。そのため吸血による貧血や皮膚炎だけでなく命さえおびやかす病気にかかる危険性があります。
寄生リスクのある猫ちゃんは特にマダニ対策が必要です。
マダニのシーズンは成虫が多い春だけと思われがちですが、秋に若ダニや幼ダニが多く発生することは意外と知られていません。だから年間を通じた定期的なマダニ対策が重要です。
同様におなかの虫の駆除も大切です。おなかの虫は人に寄生して深刻な病気を引き起こすこともあります。
猫ちゃんの年齢や健康状態によって異なりますが、一般的に食欲不振・嘔吐・下痢・血便・呼吸器症状などがおなかの虫によって引き起こされます。
また毛ヅヤにも影響を及ぼしたり、発育不良など様々な悪影響を引き起こします。
ノミと違っておなかの虫は目に見えないので発見が困難なこともあり、排便中からの再感染などにも注意が必要。寄生虫の種類によっても感染経路が様々なのでとてもやっかいです。
このような疾患を避けるために、おなかの虫に対しても定期的な駆除が必須になってきます。
猫のフィラリア症予防薬の注目は３点
現在のフィラリア症の予防薬は各製薬会社・メーカーから様々なものが開発され、販売されています。
あまりの種類の多さに目移りしてしまうくらいです。と同時にウチの大切な猫ちゃんにはどの薬がいいのか迷うこともあるでしょう。
フィラリア予防薬を選ぶ際に注目するべき点は何でしょうか？猫ちゃんの種類？チュアブルタイプやスポットタイプなどの薬の形状？
いえ。私、ペットくすりマスターが提唱するネコちゃんのフィラリア症予防薬の最も注目すべき点は以下の３点です！
◆フィラリア症予防のみを中心とする対策
◆フィラリア症予防だけでなくノミマダニ・おなかの虫も一緒に予防・駆除
◆ノミ・マダニ駆除薬のみの対策
フィラリア症の予防薬を検討する時にこの３点が決まれば自ずと選択する薬は決まってきます。
人によってフィラリア予防を行う猫ちゃんに対する考え方は様々ですが、機能や安全性・信頼性が担保できれば出来るだけコストパフォーマンスの良いお薬がいいと思います。
正確にいうと、３点目のノミ・マダニ駆除薬のみの対策はフィラリア症予防にはなりませんが、ノミ・マダニ駆除薬のみの対策を求めている飼い主様さんへのおススメのお薬になります
もちろん、この３タイプにもそれぞれ様々な薬がありますが、その中でも特にペットくすりマスターがおススメするお薬を次の項で紹介いたします。
あなたのニーズに合った猫ちゃん向けフィラリア症予防薬
今回ペットくすりマスターがタイプ別におススメするフィラリア予防薬は猫ちゃん向けです。
ワンちゃんへのおススメは別の記事でご紹介しているのでそちらを参照してみてください。
フィラリア症予防のみを中心とする対策
ノミ・マダニ対策は特に必要なし。フィラリア症予防が一番心配なので、猫ちゃんに十分な予防をしてあげたいという方におススメなのは・・
レボリューション猫用です！
猫ちゃんのフィラリア症予防が1本で可能。ノミや耳ダニもまとめて1ヶ月間バッチリ予防します。経口薬が苦手な猫ちゃんにもおすすめ。背中に垂らすだけなので簡単です。
ペットくすりでも猫ちゃん用のお薬の人気定番商品です。マダニには対応していないので室内向けの猫ちゃん向けでとても人気があります。
フィラリア対策はレボリューションを選んでおけば間違いなし！
フィラリア症予防だけでなくノミマダニ・おなかの虫も一緒に予防・駆除
フィラリア症予防だけでなくノミマダニ・おなかの虫も一緒に予防・駆除。オールインワンで楽したいという飼い主のあなたにおススメなのは・・
ブロードラインです！
これはフィラリア予防、ノミマダニ駆除、寄生虫駆除が1本でできるオールインワンのお薬で、錠剤が苦手なネコちゃんにも投与が安心のスポットオンタイプになります。
猫回虫・猫鉤虫・瓜実条虫・猫条虫・多包条虫など猫のお腹に寄生する虫の駆除を行います。ノミに関しては成虫を8〜48時間で駆除するだけでなく、ノミの卵のふかや幼虫の変態を阻止し寄生予防もします。
ペットくすりでも猫ちゃん用のオールインワン薬として大人気です！
ノミ・マダニ駆除薬のみの対策
フィラリア症予防は特に必要が無い、ノミ・マダニ対策に苦労している。コストパフォーマンスの良いノミ・マダニ駆除薬を教えて欲しいという方におススメなのは・・
フィプロフォートプラスです！
不動の人気No,1ノミ・マダニ駆除薬。コストパフォーマンス最強のお薬です。
フィプロフォートプラスはあの世界で売れているノミマダニ駆除の定番商品フロントラインプラスのジェネリック医薬品なので、その効果・安全性は問題ありません。
猫ちゃん専用ノミ・マダニ駆除薬で飲み薬の投与が難しい猫でも液剤を垂らすだけなので簡単です。ペットくすりが最安値で一番人気のお薬です。
猫用のフィラリア予防対策でどんなお薬を選んでいいかわからないという方は、この３タイプにおけるペットくすりマスターが選んだおススメを押さえておけばすべて大丈夫です！
ペットくすりでのお得な猫ちゃん向けお薬
これまで猫に関するフィラリア症予防薬のおススメをご紹介してきましたが、さらにペットくすりで扱っているお得な猫ちゃん用お薬をご紹介していきたいと思います。
ストロングホールド猫用
前項でおススメしたレボリューションの欧州版です。レボリューションと全く同じ成分、メーカーなのに安く、ペットくすりでは隠れたお得品になってます。
６本入りなので使い勝手もいいですね。猫の皮膚に塗布するだけでフィラリア症予防、ノミダニ駆除＆予防、回虫駆除ができるオールインワンの大人気商品です！
マダニに対応していないので、自然が大好きな猫ちゃんは注意が必要です。
フロントラインプラス猫用
フロントラインプラスは世界中で絶大な人気を誇るブランド品のノミ・マダニ駆除薬です。獣医から高い評価・信頼を得ており、世界中で売れている定番商品なのです！
前項でおススメしたフィプロフォートプラスは、実はこのフロントラインプラスのジェネリック品なのです。ブランド品の信頼性・実績を重視する方は是非フロントラインプラス猫用を試してみてください。
ゾビラックスジェネリック
ゾビラックスジェネリック（アクティバ）は、猫風邪と呼ばれる猫ヘルペスウイルス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎の治療に使用されます。
ヘルペスウィルスの増殖を抑えるための抗ウィルス剤なのです。猫風邪に悩まれている飼い主さんに是非。
アジー100mg
多くの猫が感染するマイコプラズマやクラミジアに対しても効果がある「ジスロマック」のジェネリック薬品です。
また呼吸器系感染症や皮膚感染症など幅広く使えるのが嬉しいですね。
錠剤を粉末にしてフードに混ぜたり、水に溶かして投与も可能なので、食べるタイプが苦手な猫ちゃんにもあげやすいのです！
アドボケート猫用
月に1回背中に垂らすだけの、簡単フィラリア予防薬でオールインワン予防薬。これ１本ですべて予防対策が済むので嬉しいですね。。
たった1本の液体外用薬で、ノミ・フィラリア・消化管寄生虫・ミミヒゼンダニなど、多くの寄生虫が予防できます。
服用薬が苦手な猫でも背中に直接垂らすだけなので、簡単・確実に対策することが可能なのです。
シーナック (白内障治療の目薬)
シーナックは白内障用目薬「キャンC」のジェネリック医薬品です。多くの飼い主さんが愛用しているキャンCと同じ成分が配合されています。
シーナックは猫ちゃんの白内障を治療・進行を遅らせる点眼薬なのです。ドライアイ、軽度の炎症などの症状も改善します。
猫ちゃんの白内障に悩んでいる方は一度シーナックをお試しください。
トロイイヤードロップス
猫ちゃんの外部寄生虫（耳ダニ症）による外耳炎に効果のある点耳薬です。即効性の局所麻酔薬の成分が入っているため、痛みを和らげてくれます。
サラッとした液体タイプなのでべたつかいのが嬉しい。1日2回使うだけで簡単ケアができます。
キウォフプラス猫用
猫用体内寄生虫駆除薬です。ドロンタールのジェネリック医薬品でお値段もお安い！猫に寄生する線虫(回虫含む)から条虫までお腹に寄生する寄生虫を幅広く駆虫します。
さて、今回はペットくすりマスターがおススメする猫ちゃん用の様々なお薬を紹介してきました。
特にフィラリア症、ノミマダニ、お腹の虫を中心としたお薬の紹介でしたが、ペットくすりではそれ以外にも皮膚炎、デンタルケア、消化器系、関節炎、高齢疾患など様々な症状に対応したお薬を取り揃えております。
是非、あなたの大切な猫ちゃんのために色々とアンテナを張って、猫ちゃんの健康維持を続けて行って欲しいと思っております。
まとめ
- 猫も犬と同じようにフィラリア症に感染するが症状が現れにくく感染が判明した時には手遅れという場合多いので、しっかりと予防をすることが重要
- 猫用のフィラリア症予防薬を選ぶ際にはフィラリア症予防のみか、ノミ・マダニ、おなかの虫対策も一緒に行うかどうかに注目しよう
- ペットくすりでは猫用の薬はフィラリア予防薬やノミ・マダニ駆除約だけでなく、感染症や白内障、皮膚炎、デンタルケア、消化器系、関節炎、高齢疾患など様々な症状に対応した商品を扱っている
