犬猫用レボリューション完全ガイド。背中に垂らすだけフィラリア症予防&ノミダニ駆除の定番商品。
犬猫用レボリューションの特徴・効果・副作用・口コミなどの情報を発信。さらには最安値で購入出来る方法を紹介します。
レボリューションとは?
「レボリューション」はフィラリア症予防&ノミダニ駆除の定番商品として多くの動物病院で使われている商品です。
国内でも非常に人気で知名度もあり、知っている方も多いと思います。特に、猫ちゃんには圧倒的な人気を誇るのがレボリューションです!
また、子犬子猫用や超小型犬用から大型犬まで種類が豊富なのも魅力の一つです。
レボリューションはフィラリア症予防をはじめ、ノミやミミヒゼンダニ、そして回虫と鈎虫といった消化管内寄生虫を駆除することができます。
また、スポットオンタイプで皮膚にたらすだけのタイプのため、飲み薬が苦手な小さめの犬猫にはぴったりのお薬です。
ただし、マダニだけには対応していませんので、室内飼いのペット向けとなります。
レボリューションの特徴
1.レボリューションの特徴
- 特に小型の犬や猫で好き嫌いが多く、食べるのが苦手な子でも背中に薬液を垂らすだけです。
- 1本でノミ(卵、幼虫、成虫)、犬糸状虫(以下、フィラリア)の幼虫、ミミヒゼンダニ、に効果があります。
- レボリューションを滴下直後に、有効成分は皮膚から吸収され、 2時間後からシャンプーも可能です。
- イベルメクチンで中毒が起きやすいコリー系犬種でも、本剤に含まれるセラメクチンなら安全です
レボリューションの有効成分
2.レボリューションの有効成分
レボリューションには、主成分としてセラメクチンが配合されています。
セラメクチンはペットの体内に存在するフィラリアの幼虫を駆除できるだけでなく、ノミや回虫そしてミミセゼンダニの駆除にも効果をがあります。
レボリューションが投与されると、フィラリアの幼虫は皮下組織や血管のセラメクチンと接触しますが、成虫のノミは血液を吸ってセラメクチンを血液から取ります。
一方、回虫は腸管内のセラメクチンと接触し、ミミズメダニが外耳道の皮膚組織の浸出液に存在するセラメクチンと接触します。
セラメクチンとの接触場所は、寄生虫の種類によって異なりますが、ペットを寄生する内外寄生虫に対してセラメクチンは非常に有効であると言えます。
有効成分であるセラメクチンは、ノミの卵や幼虫にも作用し、ノミの卵の孵化を防ぎ、ノミの幼虫を駆除します。
ファイザーの研究によると、48匹の猫に体重1 kgあたり6 mgのセラメクチンを投与した結果、ノミの卵の産出が99%減少し、孵化率が92%減少しました。
さらに、セラメクチンが作用することで85%もの割合でノミの成虫到達率の低下がみられました。
これは、約8,300匹のノミに対して成虫になるのはたったの1匹という割合になります。
以上の結果からわかるように、レボリューションに含まれるセラメクチンは、フィラリア症だけでなく、外部寄生虫のノミも駆除して寄生を防ぐことができると言えます。
参考資料
https://www.zoetisus.com/global-assets/private/revolution6_news_vol02.pdf
レボリューションの用法・用量・投薬時期
3.レボリューションの用法・用量・投薬時期
【レボリューションの使用方法】
フィラリア症の予防とノミ・ダニを駆除する画期的な薬、レボリューションの使い方は下記の通りです。
- パッケージを開封し、投薬1回分のレボリューションを1本取り出します。
- 青いキャップを押して、キャップの先に付いている針でチューブに穴をあけましょう。
- 次に、首の付け根あたりの肩甲骨の間の毛をサイドに選り分け、皮膚を露出させます。そこに数回容器を押して液体を全量滴下します。この際、皮膚に容器を直接押し付けたりせず、容器を少し離して使用して下さい。
- 全量が滴下されれば完了です。必ず全量使い切って下さい。全量でない場合には、十分な効果が得られません。
- 滴下した部位をマッサージなどはせず、乾燥するまで経過を観察して下さい。この際、皮膚に異常が現れたり、体調に異常が現れた場合には、直ちに獣医師に相談して下さい。
- 2時間後から、シャンプーが可能になります。
【レボリューションの投与量】
ペットの体重に応じて下記6種類のレボリューションがあります。
規定の投与量を維持するために、ペットの体重に合った製品を使用してください。
- レボリューション子犬子猫用(体重2.5kg以下)
- レボリューション猫用(体重2.6~7.5kg)
- レボリューション超小型犬用(体重2.6~5.0kg)
- レボリューション小型犬用(体重5.1~10kg)
- レボリューション中型犬用(体重10.1~20kg)
- レボリューション大型犬用(体重20.1~40kg)
【レボリューションの投薬時期】
フィラリア症の発症を防ぐためにレボリューションを使用する場合、投与する期間は、フィラリアを媒介する蚊が消えてから1〜2か月と見なすことができます。
地方の気温によっては、蚊の発生時期と終了時期が異なる場合がありますが、レボリューションを投与する期間としては4月、5月〜11月、12月と考えられます。
ただし、冬でもフィラリア症に感染する蚊がいることを知っている場合は、一年中レボリューションを使用した方が良いと思うかもしれません。
もちろん、レボリューションは一年中使用できるフィラリア症の予防薬です。
1年中投薬をすることで、フィラリア症予防薬の投薬を開始する前に必要なフィラリア症の感染検査を行なわなくても良いというメリットもあります。
また、レボリューションはノミやダニの駆除薬としても知られていますが、主にノミの駆除を目的としている場合は、主にノミの繁殖活動が活発な時期に与えることができます。
気温が13℃以上になるとノミが繁殖すると言われています。 温度と湿度の点で、室内はノミは年間を通じてノミを繁殖させるのに適した条件です。
したがって、ペットを室内で飼っている場合は、年間を通じてレボリューションを投薬する必要があるといえるでしょう。
レボリューションの効果
4.レボリューションの効果
- レボリューションは、フィラリア、ノミ、ミミヒゼンダニ、回虫(猫のみ)の予防が可能なスポットオンタイプの薬剤です。1本で 1ヶ月予防できリピーターが多い医薬品です。
- 犬猫が舐めにくい背中、首の付け根に近い肩甲骨の間に滴下し、2時間を経過すればシャンプーが可能です。
- 犬猫用経皮投与剤で1,980年代に現在のゾエディス社で発見された新規のアベルメクチン系のお薬です。
- 本剤はイベルメクチンよりも低い濃度で駆虫効果が得られる成分セラメクチンを含んでいます。
- レボリューション1mlあたりに有効成分セラメクチン120mgが含有され、ペット1kg当たり12mgの用量で投与します。
- 効果としてはノミの卵、幼虫、成虫の他にマダニ、ミミヒゼンダニ、フィラリア幼虫に使用することができます。
- ノミは1年を通して遭遇するリスクがあり、ノミアレルギーの原因にもなりますが、毎月本剤で予防が可能です。
- ノミは消化管に寄生する瓜実条虫感染の原因でもありますが、本剤を毎月滴下すれば瓜実条虫の感染予防も可能です。
- ノミの卵の孵化を阻止し、幼虫・成虫にも効果があるので、環境でノミが増えることも抑えられます。
- 体に入ったフィラリア幼虫が成虫になる前に駆虫ができるので、継続的に投与することで心臓に成虫が寄生することは絶対にありません。
- 耳に寄生する非常に小さなダニであるミミヒゼンダニ(耳ダニ)には激しい痒みを伴いますが、本剤を背中に滴下するだけで駆除できます。
- 有効成分セラメクチンはノミやマダニのような無脊椎動物の神経や筋肉系に作用し、麻痺させて駆虫することができます。
- 哺乳類に対しては無脊椎動物のような効果は非常に低く安全な成分です。
- イベルメクチンで中毒が起きやすいコリー系犬種でもセラメクチンの安全性が認められています。
レボリューションとストロングホールド
ストロングホールドとは
1.ストロングホールドとは
「ストロングホールド」とはどのような医薬品なのでしょうか?
「ストロングホールド」という名称を聞いたことがあるけれど、詳しくは知らない人もいると思います。
結論から言いますと、レボリューションとストロングホールドは同じ薬です。
ストロングホールドはゾエティス社から販売されている「レボリューション」のヨーロッパ版です。
レボリューションと同様に1か月に1回、舐め取られない首の後ろの皮膚に塗布することで「フィラリア」「ノミ」「ミミヒゼンダニ」の駆虫・予防が可能です。
商品名の違いの理由
2.商品名の違いの理由
レボリューションとストロングホールドは同じメーカー(Zoetis)の同じ製品ですが、異なる商品名で販売されています。 その理由は、販売地域の違いによります。
レボリューションは日本を始めアメリカなどで販売されている名前で、ストロングホールドはEU圏、つまりヨーロッパで販売されている名前となります。
医薬品の分野では、商品によっては同じメーカーの同じお薬でも販売圏によって名前が違うということがあります。
レボリューションもその一つのため名前が異なります。
レボリューションとストロングホールドの比較
3.レボリューションとストロングホールドの比較
レボリューションとストロングホールドはパッケージや商品名の他に1箱当たりのピペット数などが違います。
ただ、医薬品自体の成分や容量は全く同じなので、その効果の違いはありません。
しかも基本的にはストロングホールドの価格が安い場合があります。
そのため、ブリーダーの方々や多頭飼いをされている方など、必要なお薬量が多い方に特に人気があります。
レボリューションでも動物病院に比べてお得に購入できますが、ストロングホールドは更にお得です!
どちらを選択するかは検討する余地があるのではないでしょうか。
以下にレボリューションとストロングホールドの違いをまとめましたので参考にしてください。
『レボリューション』と『ストロングホールド』の比較表
レボリューション | ストロングホールド | |
---|---|---|
名称 | レボリューション6% | ストロングホールド6% |
販売地域 | 日本、米国etc | 欧州地域 |
メーカー | Zoetis(ゾエティス) | Zoetis(ゾエティス) |
症状 | フィラリア、ノミ、ダニ | フィラリア、ノミ、ダニ |
有効成分 | セラメクチン60mg/ml(6%) | セラメクチン60mg/ml(6%) |
内容量 | 0.25ml/1ピペット | 0.25ml/1ピペット |
数量 | 1箱3ピペット | 1箱6ピペット |
価格(1本あたり) | 約1,140円 | 約1,117円 |
レボリューション | ストロングホールド | |
---|---|---|
名称 | レボリューション6% | ストロングホールド6% |
販売地域 | 日本、米国etc | 欧州地域 |
メーカー | Zoetis(ゾエティス) | Zoetis(ゾエティス) |
症状 | フィラリア、ノミ、ダニ | フィラリア、ノミ、ダニ |
有効成分 | セラメクチン60mg/ml(6%) | セラメクチン60mg/ml(6%) |
内容量 | 0.75ml/1ピペット | 0.75ml/1ピペット |
数量 | 1箱3ピペット | 1箱6ピペット |
価格(1本あたり) | 約1,172円 | 約1,017円 |
レボリューション | ストロングホールド | |
---|---|---|
名称 | レボリューション12% | ストロングホールド12% |
販売地域 | 日本、米国etc | 欧州地域 |
メーカー | Zoetis(ゾエティス) | Zoetis(ゾエティス) |
症状 | フィラリア、ノミ、ダニ | フィラリア、ノミ、ダニ |
有効成分 | セラメクチン120mg/ml(12%) | セラメクチン120mg/ml(12%) |
内容量 | 0.25ml/1ピペット | 0.25ml/1ピペット |
数量 | 1箱3ピペット | 1箱6ピペット |
価格(1本あたり) | 約1,219円 | 約1,050円 |
レボリューション | ストロングホールド | |
---|---|---|
名称 | レボリューション12% | ストロングホールド12% |
販売地域 | 日本、米国etc | 欧州地域 |
メーカー | Zoetis(ゾエティス) | Zoetis(ゾエティス) |
症状 | フィラリア、ノミ、ダニ | フィラリア、ノミ、ダニ |
有効成分 | セラメクチン120mg/ml(12%) | セラメクチン120mg/ml(12%) |
内容量 | 0.5ml/1ピペット | 0.5ml/1ピペット |
数量 | 1箱3ピペット | 1箱6ピペット |
価格(1本あたり) | 約1,425円 | 約1,148円 |
レボリューション | ストロングホールド | |
---|---|---|
名称 | レボリューション12% | ストロングホールド12% |
販売地域 | 日本、米国etc | 欧州地域 |
メーカー | Zoetis(ゾエティス) | Zoetis(ゾエティス) |
症状 | フィラリア、ノミ、ダニ | フィラリア、ノミ、ダニ |
有効成分 | セラメクチン120mg/ml(12%) | セラメクチン120mg/ml(12%) |
内容量 | 1ml/1ピペット | 1ml/1ピペット |
数量 | 1箱3ピペット | 1箱6ピペット |
価格(1本あたり) | 約1,552円 | 約1,250円 |
レボリューション | ストロングホールド | |
---|---|---|
名称 | レボリューション12% | ストロングホールド12% |
販売地域 | 日本、米国etc | 欧州地域 |
メーカー | Zoetis(ゾエティス) | Zoetis(ゾエティス) |
症状 | フィラリア、ノミ、ダニ | フィラリア、ノミ、ダニ |
有効成分 | セラメクチン120mg/ml(12%) | セラメクチン120mg/ml(12%) |
内容量 | 2ml/1ピペット | 2ml/1ピペット |
数量 | 1箱3ピペット | 1箱6ピペット |
価格(1本あたり) | 約1,710円 | 約1,317円 |
レボリューションの副作用および使用上の注意
レボリューションの副作用
1.レボリューションの副作用
レボリューションの副作用は、主に下記の通りです。
・食欲不振
・嘔吐
・下痢
・流涎
・息切れ
レボリューションを適用するときは、ペットが液体を舐めないように首の近くの背中の皮膚に落とします。
レボリューション、服用後の素早い肌への吸収と速乾性が特徴ですが、ペットが髪を整えて液体を舐めると、下痢、唾液分泌、嘔吐などの副作用が起こることがあります。
特に複数のペットを飼っている場合は、投薬後にお互いのグルーミングを行い、副作用を引き起こさないように注意する必要があります。
動物用医薬品のデータベースによると、レボリューション12%で2匹の犬と1匹の猫の重篤な副作用を報告しました。
また、レボリューション6%の場合の重篤な副作用に関する情報として、2006年から2017年の間に猫25匹とウサギ1匹が報告されました。
ただし、これまでに動物用医薬品データベースで報告されている副作用情報の多くは、レボリューションと副作用の因果関係が明確ではないことです。
副作用の症状は、レボリューションに含まれる有効成分の影響ではなく、指定された用法・用量を適切に遵守しなかったり、投与当日のペットの体調を考慮しないなど、誤った投与方法によるものです。
レボリューションは、2005年の導入以来約13年間、フィラリア症の感染やノミやダニから多くのペットを保護してきた薬です。
実際、ファイザー社はさまざまなテストでレボリューションの安全性を確認しています。
例えば、6週齢のペットに10倍量までのレボリューションを経皮投与した試験で安全性が確認されました。
また、イベルメクチン感受性コリーを最大5倍量で経皮投与した試験でも安全であることが示されています。
ファイザーの研究はまた、レボリューションの毒性は経口摂取された寄生虫駆除剤の毒性と同じくらい低いことを発見しました。
ちなみに、レボリューションは生後6週間の子猫や子犬だけでなく、妊娠中や授乳中のペットにも使用できます。
フィラリア症予防薬として有効成分にイベルメクチンが配合されている駆除薬を避けたほうが良いコリー犬種にもレボリューションを投薬することもできるかもしれません。
いずれにしても、使用上の注意に注意して正しく使用すれば、副作用を気にすることなく安全に使用できるでしょう。
参考資料
https://www.zoetisus.com/global-assets/private/revolution6_news_vol04.pdf
レボリューションの使用上の注意
2.レボリューションの使用上の注意
安全にお使いいただくために、レボリューション使用時に以降の注意事項をお守りください。
- レボリューションの投薬を開始する前にはフィラリア症の検査を行いましょう。
- ペットの体重を正確に計測しておきましょう。
- ペットの体重に合わせた製品を使用するようにしましょう。
- 離乳前、生後6週齢未満の子犬や子猫への投薬は控えましょう。
- ペットの体調が良好なときに投薬を行いましょう。
- すべての薬液が投薬できたことを確認しましょう。
- レボリューション投薬後、2時間以内のシャンプーや水遊びは控えましょう。
- 薬液が完全に乾くまでペットが舐めてしまわないように注意しましょう。
- まだ乾燥していない投薬部分を手で触らないようにしましょう。
- もしも副作用の症状が見られた場合には直ちに獣医師に相談しましょう。
レボリューションの口コミ
国内でも人気のネクスガードスぺクトラ。特に猫用への人気も増えていき、それに伴い利用者からの口コミも増えています。
もちろん、良い口コミ、悪い口コミといろいろありますが、実際の購入者からの情報はメリット・デメリット含めて非常に参考になります。
レボリューションをこれから使用する予定の方、もう既に使用してる方、是非参考にして下さい。
レボリューションの口コミに関しては別の記事で詳しく説明していますので、そちらを併せて読んでいただければ幸いです。
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レボリューションの最安値での購入方法
レボリューションを動物病院で処方してもらうには、実際の薬代(レボリューション1個 2,000円程度)に加えて診察料、検査費用などの諸経費も掛かります。
そこでおススメなのは、前述したように個人輸入代行サービスを利用することにより、レボリューションまたはストロングホールドを購入することです。
おすすめの個人輸入代行サービスを利用したり、お得なクーポン、キャンペーン、セールなどを利用して購入すると、驚くほど高コストパフォーマンスでの愛犬の予防が可能になります。
また、ジェネリック医薬品や代替品を選択することも、さらなる高コストパフォーマンス実現への一手にもなります。
その方法の詳細は別記事にて報告させていただきますので、そちらも併せて読んでいただけますようお願いします。
まとめ
- レボリューションはフィラリア症予防&ノミダニ駆除の定番商品として多くの動物病院で使われている人気の商品です。
- レボリューションとストロングホールドは同じ薬で、ストロングホールドはゾエティス社から販売されているレボリューションのヨーロッパ版です。
- レボリューションは使用上の注意に注意して正しく使用すれば、副作用を気にすることなく安全に使用できるでしょう。
- レボリューションはおススメの通販・個人輸入代行サービスを利用することで、最安値で購入することが出来ます。